大EV時代

こんにちは!味ぽんです。今日のブログではここ2・3年で急速に注目が集まっているEV市場について、日経新聞に取り上げられている今後の展望と味ぽんのクルマへの意見を述べていきたいと思います。

もくじ

車、持っていますか?

社会人4年目の味ぽんですが、私は名ばかりのGOLDドライバーです。これから駐在生活が始まるということもあり、少なくとも2~3年は買う予定もありません。車を持たない理由は単純です。「値段が高い」

私の勤め先の同期には新車を購入して乗り回している人もいます。私の周囲では皆300万~380万の車を7年程度のローンを組んでいるという人達が多い印象です。率直に私はこの値段を聞くと自分には手が届かないなという印象が強いです。本体に対してこの値段がして、その後の維持費でも約3~4万円/月、これは若年期としては負債が大きく、味ぽんは日常生活では専ら公共交通機関や自転車を使い回しています。

一方で私は生活面でやや不便・我慢を強いているということもまた事実です。移動に時間がかかり、遠出は頻繁に出来ない。買い物も重い荷物は大変…車を持てばこうした状況はすぐに解決出来ますよね。

中国でバカ売れする「宏光MINI」

「車が高くて手が届かない」私と同じようなご意見をお持ちの方、決して少なくないと思います。昨今、日経新聞で頻繁に取り上げられている車が中国上汽通用五菱汽車の「宏光MINI」です。格安EVで、なんと新車でも最安モデルは50万円を切ります!広大な国土面積を誇る中国では都市部や一部の富裕層はBMWやベンツ等のいわゆるプレミアムカーが走りますが、農村地帯の低所得者層には当然持ち合わせることが出来ず、日常生活面での移動手段に制約が大きいことが課題でした。この宏光MINIは中国の農村部の方々を中心に大きな注目を集め、今年の1~2月の販売台数は約57,000台と世界全体のTESLAのモデル3の販売台数をも上回ったと報告されています。この宏光MINI以外にも中国では長城汽車の「欧拉R1(黒猫)」等、格安EVがマーケットを席巻しています

ケイレツ解体で起こる価格破壊

自動車業界は長年、車メーカーを頂点とするケイレツピラミッド構造でビジネスが行われてきました。このためなかなか車体パーツ一つ一つの値段が下がらずガソリン車の値段は先程も記載した通り300万円台というのが大半です。今後ガソリン車がEVにとって代わるようになる時代が2025年頃から世界的に加速していくことが予想されますが、その背景にはこのケイレツ解体があります。宏光MINIは車の機能を「走る・曲がる・止まる」という移動手段の必要最低限のレベルに特化してこの価格を実現しました。これまでエアコンやカメラ・ブレーキセンサー等を車体に次々に搭載し高機能化を進めてきたトレンドとは真逆をいく形ですが、ユーザーにとってコストを抑えた移動手段として車を考えたときに、極めて合理的なビジネス展開と考えられます。

今のEV市場ではTESLAが世界的にマーケットの先頭を走っています。しかし、個人的にはTESLAのモデルX等は値段がまだまだプレミアムユーザー向けで、少なくとも私には手の届かない値段です。一方でモーター世界大手の日本電産 永守会長は「車の値段は今後5分の1にまで下がる」と日経新聞インタビューでも述べられてますが、実際に宏光MINIが50万円を切っているように決して遠くない未来に実現されると期待しています!

13年前、初めてAppleのiPhoneが世に出回り今では世界中のほぼ一人に1台スマホを持つ時代になりました。これと同じように、今後はガソリン車がEVに置き換わり値段も100万円を切ることが当たり前の時代がやってくると信じて、私は新車の購入をもう少し我慢しようかなと思っています。クルマを持つ・持たないに関わらず、今後このマーケットは世界的に注目を集めることになりそうです。投資家目線でも、消費者目線でもEV業界の動向、大大大注目で追っかけていきたいと思います。

今日のブログは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。また来まーす👋