こんにちは!味ぽんです
今日のブログではアメリカ経済回復でのインフレ懸念に伴うテーパリングに関してマクロ経済ウォッチャー初心者にもわかりやすい形で紹介していきます。新聞やTwitter, 投資系Youtberの方々で度々話題に挙がる「テーパリング」ですが、一体何?自分のPF見直さなきゃヤバい?といった質問の回答になるかと思いますので、是非最後まで読んで下さい
もくじ
FRBの役割
国債大量購入と低金利政策で市場にお金を供給
コロナの感染が急拡大した2020年3月、FRBは2つの経済刺激策を実施しました
- ゼロ金利政策
- 国債・社債・社債ETFの資産を大量購入

上のチャートは2019年8月〜のアメリカ10年債利回の推移です。2020年3月〜ゼロ金利政策が開始され、コロナ禍でも社債金利安定し、企業の資金繰りが改善しました。年が明けて以降少しずつ上昇していますね
主要株価指数の推移のおさらい
ここでS&P500, Dow, NASDAQのパフォーマンス推移を過去2年と2021年初来で比較して見てみましょう


種別 | 過去2年間 | 年初来 |
---|---|---|
S&P500 | +47.21% | +12.8% |
Dow | +33.07% | +12.6% |
Nasdaq | +75.85% | + 5.6% |
アメリカ全体の傾向として株価で見ると既にコロナ前を上回る水準に達しており、「コロナバブル」とまで称されるようになっています。そこで、コロナ時のお金をバラ撒き政策をそろそろやめて平時の状態へ戻す議論を始めるかという機運が高まっています
テーパリング
資産購入ペースの調整
FRBのもう一つ、 国債・社債・社債ETFの資産を大量購入 を実施してきました。テーパリングというのは、この資産購入額を調整する(徐々に減らす)ということにあたります。
世の中に供給されるお金の量が過剰になることで、物価上昇(インフレ)が起こります。物価の上昇自体が悪いことではありません。経済が再開とともに、企業が時代の物価に見合った業績を上げることで健全な経営を続けることが出来ます。つまり、国からの資金援助で支えられてきた相場(金融相場)が各企業の業績で市場の物価と対峙していく(業績相場)へ移っているという流れです。
テーパリングのポイントは「徐々に」
「経済が良くなっているし、もう支援しなくていいじゃないか」って、単純な私は考えてしまうのですが、急すぎるのはダメです。
例えて言うなら、自転車の補助輪を外すときのイメージです。補助輪を外してもまずはお母さんに手を添えてもらって自転車に乗りましたよね
話を経済に戻すと、唐突にこのテーパリングが行われるという情報がマーケットに流れると金利の急騰を招き、再び株価の急落を呼びます。そこでFRBは「年内を目処にテーパリングを始める議論を始める」と、説明も慎重にしています
私達はどうする?
2013年にもテーパリングはあった
2013年、当時のFRB議長がテーバリング実施を突如示唆し、株価が一時下げる局面が起こったという事例があります。その当時のS&P500指数のチャートが以下です

このように株価の落ち込みは限定的で長期トレンドでは上昇しました。当然株価には絶対はありませんが、味ポンは年内にも迎える可能性のあるテーパリングは絶好の仕込みチャンスと捉えてinしていきたいと思います!
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今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。また来まーす👋