こんにちは!味ぽんです
今日のブログでは、今後の経済イベントの中でも8月に開催される「ジャクソンホール会議」について纏めていきます。私自身もまだまだ初心者でそれぞれのイベントについて理解が追いついていない状態です。このブログにまとめる中で自分の理解を深めながら、皆さんにも発信できればと思います
もくじ
ジャクソンホール会議
ジャクソンホール会議って何?
アメリカのワイオミング州、ジャクソンホールで毎年8月に開催される経済政策会議です。世界中から中央銀行総裁や政治家、学者らが参加して世界経済や金融政策について議論が交わされます
過去の会合内容をおさらい
2010年
当時のFRBのバーナンキ議長が経済が減速すれば金融緩和を追加で行うという趣旨の発言。これを受け、マーケットが反応して80円台後半から前半まで5円ほど円高が進みました
2014年
2014年には欧州中央銀行(ECB)のドラキ総裁が金融緩和政策を示唆する発言が行われ、翌9月のECB理事会で金融緩和政策を打ち出しています。
2016年
イエレンFRB議長が利上げについて言及し、4ヶ月後に1年ぶりに利上げが行われました。また、その発言を受けて、為替が100円台から101.90円と2円近く上がり、円安ドル高に反応していました。
このようにジャクソンホール会議での協議を受けて株価や為替が上下することが多々ありました。
今年の注目は「テーパリング」
そして話を今年に戻すと、今投資家が最も気になっている話題「テーパリング」がこの会議で協議されるのではないかということです
テーパリングに関する詳細は別記事で纏めてみていますので是非読んでみて下さい
直近の経済指標
4月、5月の経済指標の結果を振り返ります
CPI(消費者物価指数)

2ヶ月連続で高い水準(期待インフレ率は+2.0%前後)、且つ予想を上回っているため「一過性」というFRBに対して疑問を抱く人も少なくありません。
非農業部門雇用者数

雇用に関しては2つ問題があります
- 一部の部材不足で発生しているサプライチェーンのボトルネック問題で企業側も従業員を雇えない
- バイデン政権の失業保険給付金上乗せの影響でサービス業中心に従業員が増えない
このように雇用のミスマッチが起こっていることがデータから分かります
「データを見る」とは
パウエル議長はFOMCでテーパリング議論はもっとデータを見てからという発言がありました。ジャクソンホール会議までに発表される経済指標は雇用統計(6月・7月分)です。この発表で雇用の回復や高いインフレ率が記録される場合にはいよいよ具体的に議論が始まるということに繋がる可能性があります。また、翌9月にもFOMCがありますのでこちらで議論開始シナリオも考えられます
影響が出るのは米国経済?
味ぽんは米国株に投資していることもあり、米国マーケットの動向に注目していますがジャクソンホール会議は先にも述べたように日本を含め世界各国から政治家や中央銀行の要人が集まるため米国経済だけでなく世界経済全体に影響を及ぼします。
今後、金利が上がると新興国からの資金流出も助長することになります。新興国の財政基盤は先進国に比べ安定性が劣りますので資金流出によって金融面での危機を引き起こすリスクになり得ます。ですのでジャクソンホールではアメリカが自国経済だけを語る場ではなく、世界レベルでの経済動向を協議することになります。
番外編(日本経済)
因みに、日本のケースで考えると現在コロナウィルスの感染状況はまだ欧米の主要国と比べると改善が遅れてます。

日本の場合、CPIがマイナス推移するのは8ヶ月連続でインフレどころかデフレ懸念が起こっている状態です。日銀の債券買い入れプログラムも一向に収束する目処が経たず、国の借金は積み上がるばかりという現状です。
日本の場合、コロナ云々の問題ではなく、社会構造自体が根本的に問題ありと個人的には思います。低賃金、少子化、高齢化…挙げるときりがないので今回は伏せておきます。
まとめ
8月に開催されるジャクソンホールミーティングの重要性がわかってきました
世界の中央銀行幹部や政治家が一堂に会して金融政策について議論を交わすジャクソンホール会議。今年の注目はアメリカ経済の「テーパリング」に関してになりそうです。直近の高いインフレ率に呼応する形で雇用がこれから2ヶ月で挽回できるか。来月の発表ではこの点に着目して見ていきたいです。
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今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。また来まーす👋